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事前結合磁気ビーズ
2020年5月18日に、北京大学のチームは、ジャーナルの『Cell』でSARS-CoV-2に対する中和抗体のスクリーニングに関する研究を発表しました。彼らはRBDとSタンパク質があらかじめ結合された磁気ビーズを使用して、RBD結合B細胞を増殖しました。 従来の細胞分離法と比較して、結合磁気ビーズを使うことによって効率を20倍に高められたことが確認されました。
Fig. 1 Workflow of the pre-coupling magnetic beads
弊社ACROBiosystemsが開発した結合磁気ビーズは、そのユニークなビオチン化タンパク質をストレプトアビジン磁性ビーズに結合し、他のリガンドに結合するために使用できます。磁気ビーズの粒子サイズ、表面積、均一性は性能に影響を与え、磁気ビーズの表面に結合した抗原タンパク質の品質は、磁気ビーズの捕捉効率の測定に大きな影響を与えます。弊社は独自のビオチン化タンパク質に基づき、SARS-CoV-2 S1、SARS-CoV-2 RBD、CD3、BCMAなどを結合する超常磁性特性を有する磁気ビーズを顧客に提供します。弊社が提供する磁気ビーズはサイズが均一で、表面積が大きく、独自の表面コーティングが施されているため、最高のパフォーマンスと再現性を得ることができます。
>>> 使用例:イムノキャプチャー、バイオパニング、サンプル/細胞の増殖、分析アッセイ用のサンプル前処理、フローサイトメトリー分析。
分子名 | 製品コード | 説明 | 予約注文/注文 |
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非特異的結合を減らすために、弊社は、様々な磁性ビーズを比較し、均一な粒子サイズ、規則的な形、超常磁性特性を有する磁性ビーズを選出し、顧客に提供します。
図2 磁気ビーズの形状比較(図AはACROBiosystemsが提供する磁気ビーズです)
ストレプトアビジン(SA)はビオチンとの親和性は非常に強く、ビオチン化タンパク質の結合は不可逆的です。 あらかじめ結合されたタンパク質磁気ビーズの表面は、飽和濃度のビオチン標識抗原でコーティングされ、強い結合力を持っているので、キャプチャーの効率が高いです。
吸着試験において、RBDタンパク質磁気ビーズが抗SARS-CoV-2 S1抗体をうまく捕捉でき、RBDタンパク質の磁気ビーズへの結合量は40μg/mg超えています。
図3.RBD磁気ビーズと抗SARS-CoV-2抗体の結合曲線
図4 RBD結合磁気ビーズとACE2タンパク質の結合曲線
図5 BCMA結合磁性ビーズと抗BCMA抗体の結合曲線
ACROBiosystemsが設計した結合タンパク質磁気ビーズは凍結乾燥されており、安定性がよく長期間の保存ができます。さらに、凍結融解を繰り返しても構造や性能に影響が出ません。 再構成した後も活性化せずに使用でき、操作も簡単で、実験効率を大幅に向上させ、時間とコストを節約できます。
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