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IgG Fcタンパク質(アイソタイプコントロール)

IgG Fc Proteins——Ideal Isotype Control for IgG Structured Drug Development

IgG抗体は、高い特異性と優れた薬物動態学的特性を有するので、1990年代後半から、特に1997年に最初の抗腫瘍抗体薬であるリツキシマブが承認された後、製薬業界で大きな注目を集めてきました。現在、IgG抗体は、癌や自己免疫疾患などの治療に使われています。 IgG抗体薬が治療効果を発揮するメカニズムは異なり、その中で、Fcを介したエフェクター機能(ADCC、ADCP、CDC)はとても重要だと考えられています。

ヒトIgGに、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4の4つのサブタイプがあり、含有量は順番に減り、それぞれ約61%、32%、4%、3%です。 この4つのサブタイプはアミノ酸の90%以上は同じで、空間的構造は類似していますが、ヒンジ領域の長さ、ジスルフィド結合の数、Fcエフェクター機能は異なります。


           Human IgG subclasses

IgG1は、腫瘍免疫療法で最も期待されているサブタイプです。 ヒトFcγのほか、IgG1はマウスFcγにも結合でき、マウスモデル(invivo)でも明らかな効果があることが判明されています。また、invivoでの血清半減期は長くなります。工業製造の面からみると、IgG1は高発現し、 Protein-Aで精製できます。精製方法は効率的かつ経済的で、安定性も高くなっています。 したがって、IgG1はこの段階で最も使用されるIgGサブタイプでもあります。

IgG2は主に、抗原の中和や、受容体リガンドの結合を阻害するために使用されます。ADCC効果は非常に弱いです。C1qとの結合は比較的弱いですが、抗原または抗体の溶解度が高い場合にCDC効果を引き起こします。また、IgG2はFcγRIIa (CD32a)に結合できる唯一のアイソタイプです。免疫チェックポイント研究が進むにつれて、IgG2サブタイプに基づいたEGFRを標的とする抗体などの医薬品が臨床試験に入り、市場で販売されています。

IgG3は、ヒンジ領域が長く、分子量が大きく、生物学的機能が強いことが知られています。IgG3はFcγRとの結合能力が最も強く、ADCCとADCPを誘導でき、IgG1より強いCDC効果が見られます。しかし、IgG3の半減期は短く、R435は他のIgG分子のH435とは異なり、FcRnへの結合に影響を及ぼします。より頻繁な投与を必要とする薬物動態を考慮すると、抗体薬の開発にほとんど使われません。さらに、コストの面からみても、現在IgG3抗体は工業化に使用されているプロテインAによる精製ができず、多量体を形成しやすいため、精製コストが大幅に増えます。つまり、このサブタイプに基づく抗体の開発は困難だと考えられます。
IgG4分子はヒンジ領域が短く、FcγRI(CD64)以外のFcγRとの結合が弱いですが、同じ種のIgG1より親和性が強く、IgG1と競合し、腫瘍抗原と結合する可能性もあります。IgG4は、他のFab-arm交換し、二重特異性機能を持つ一価抗体、または親和性の高い抗体を生成することもできます。IgG4は補体を固定できないので、免疫エフェクター細胞において活性化FcγRに結合できず、抗体を介したCDC、ADCC、ADCPを遮断します。抗体がADCC活性に依存して細胞を殺すメカニズムとは異なり、PD-1抗体またはPD-L1抗体の作用メカニズムは、PD-1 / PD-L1経路を遮断し、T細胞の阻害などを緩和することです。 PD-1抗体のOpdivoとKeytrudaは、ADCC活性が弱いIgG4サブタイプを使用して設計されました。
FDAが承認した様々なIgGサブタイプの腫瘍治療用抗体
https://doi.org/10.1186/s13045-020-00876-4

The structure of IgG Fc (shown in green)
IgGクラスの抗体は、癌や自己免疫疾患の治療において、大きな成功を収めています。自己免疫疾患、炎症、腫瘍などの治療のためのモノクローナル抗体は構造上すべてIgGバックボーンを使用しています。さらに、IgG型二重特異性抗体、ADC薬、IgG Fc融合タンパク質もIgGのバックボーンを使っています。Fcの構造は、血清半減期の延長のほか、安定性や溶解性などの特性を持ち、生産プロセスを促進し、タンパク質の精製を簡素化できます。また、現在最も効果的な生物療法の1つとして、抗体の重要な機能は、免疫エフェクター機能を刺激しながら抗原に特異的に結合できることです。Fabフラグメントの標的エピトープとの特異的結合のほか、抗体由来のFcフラグメントは、標的細胞や他の細胞のFc受容体にも結合できます。 
抗体が標的抗原と結合すること、さらに標的融合タンパク質の効果の特異性を証明するために、IgG Fcフラグメントによって生成される非特異的結合と基本機能の検証は不可欠で、適切なアイソタイプコントロール製品は必要とされています。
IgG型抗体薬やIgGFc融合タンパク質医薬品の開発を促進するために、弊社ACROBiosystemsは様々なアイソタイプのIgGFcを提供しております。組換えタンパク質IgGFcには、ヒンジ領域、CH2、CH3配列のみが含まれ、Fab配列は含まれていません。 モノクローナル抗体、IgG型二重特異性抗体、ADC、IgG Fc融合薬の理想的なアイソタイプコントロールとして、薬物スクリーニング、機能検証などの過程で利用できます。
特長

HEK293細胞によって発現:翻訳後修飾のグリコシル化や他の修飾を実現し、タンパク質の折り畳みを修正します。

様々な生物種とサブタイプを提供:

Human IgG1 Fc、IgG2 Fc、IgG3 Fc、IgG4 Fc

Mouse IgG1 Fc、IgG2a Fc、IgG2b Fc

Llama IgG2b Fc,Rabbit IgG Fc

様々なタグ提供:Tag Free,AvitagTM,His Tag,gD Tag,Flag Tag,AvitagTM &His tag

厳しい品質管理を行っています:低エンドトキシン、測定エンドトキシン<1.0EU /μg  

高純度:

SDS-PAGEで確認された純度> 95%

SEC-MALSで確認された純度> 90% 

高生物活性:ELISA&SPRによって検証済みで、プロトコルを無償で提供

製品一覧

IgG Fc ファミリー製品リスト

分子名製品番号種別説明注文/事前注文
IgG1 FcFCC-H5214HumanHuman IgG1 Fc Protein, Tag Free (MALS verified)

注文

IgG1 FcIG1-H8213HumanBiotinylated Human IgG1 Fc protein, Avitag™ (MALS verified)

注文

IgG1 FcIG1-H5225HumanHuman IgG1 Fc Protein, His Tag (MALS verified)

注文

IgG1 FcIG1-H52C9HumanHuman IgG1 Fc Protein, Flag Tag (MALS verified)

注文

IgG1 FcIG1-H52G6HumanHuman IgG1 Fc Protein, gD Tag (MALS verified)

注文

IgG1 FcIG1-H82EbHumanBiotinylated Human IgG1 Fc Protein, Avitag™,His Tag (MALS verified)

注文

IgG2 FcIG2-H5206HumanHuman IgG2 Fc Protein, Tag Free (MALS & SPR verified)

注文

IgG3 FcIG3-H5200HumanHuman IgG3 Fc Protein, Tag Free (MALS & SPR verified)

注文

IgG4 FcIG4-H5205HumanHuman IgG4 Fc Protein, Tag Free (MALS & SPR verified)

注文

IgG1 FcIG1-M5208MouseMouse IgG1 Fc Protein, Tag Free (HPLC verified)

注文

IgG1 FcIG1-M8211MouseBiotinylated Mouse IgG1 Fc protein, Avitag™ (MALS verified)

注文

IgG2a FcIGA-M5207MouseMouse IgG2a Fc Protein, Tag Free (MALS verified)

注文

IgG2a FcIGA-M8210MouseBiotinylated Mouse IgG2a Fc Protein, Avitag™ (MALS verified)

注文

IgG2b FcIGB-M5203MouseMouse IgG2b Fc Protein, Tag Free (MALS verified)

注文

IgG2b FcIGB-L5204LlamaLlama IgG2b Fc Protein, Tag Free (MALS verified)

注文

IgG FcIGG-R5203RabbitRabbit IgG Fc Protein, Tag Free (MALS verified)

注文

検証データ

高純度はSDS-PAGEとSEC-MALSによって検証されています

2Human IgG Fc, Tag Free (Cat. No. FCC-H5214) on SDS-PAGE under reducing (R) condition. The purity of the protein is greater than 95%. The purity of Human IgG Fc, Tag Free (Cat. No. FCC-H5214) is more than 95% and the molecular weight of this protein is around 51-65 kDa verified by SEC-MALS.

Human IgG4 Fc, Tag Free (Cat. No. IG4-H5205) on SDS-PAGE under reducing (R) condition. The purity of the protein is greater than 95%. The purity of Human IgG4 Fc, Tag Free (Cat. No. IG4-H5205) is more than 90% and the molecular weight of this protein is around 54-66kDa verified by SEC-MALS.

生物活性はELISAによって検証されています

Immobilized Human CD64, His Tag (Cat. No. FCA-H52H1) at 1 μg/mL (100 μL/well) can bind Human IgG Fc, Tag Free (Cat. No. FCC-H5214) with a linear range of 1-16 ng/mL.

Immobilized Recombinant Protein G, His Tag (Cat. No. RPG-S3140) at 2 μg/mL (100 μL/well) can bind Biotinylated Human IgG1 Fc, Avitag (Cat. No. IG1-H8213) with a linear range of 0.013-0.512 μg/mL.

親和性はSPRによって検証されています

Human FCGRT&B2M Heterodimer Protein, His Tag (Cat. No. FCN-H52W7) captured on CM5 Chip via anti-His antibody can bind Human IgG1 Fc, Tag Free (Cat. No. FCC-H5214) with an affinity constant of 0.957 μM as determined in SPR assay (Biacore 8K).

Human FCGRT&B2M Heterodimer Protein, His Tag (Cat. No. FCN-H52W7) captured on CM5 Chip via anti-His antibody can bind Human IgG4 Fc, Tag Free (Cat. No. IG4-H5205) with an affinity constant of 0.715 μM as determined in SPR assay (Biacore 8K).

用途一:IgG Fcをアイソタイプコントロールとして使用し、同じアイソタイプのモノクローナル抗体が標的抗原に特異的に結合することを確認できます。

Mouse IgG2a Fc protein is used as an isotype control to verify the specific binding of Mouse IgG2a CD3 monoclonal antibody (Clone: OKT3) to Human CD3 protein.

Human CD3 epsilon & CD3 delta Heterodimer Protein, His Tag&Tag Free (MALS verified) (Cat. No. CDD-H52W1) can bind Monoclonal Anti-Human CD3 Antibody, Mouse IgG2a (Clone: OKT3), Ultra-low endotoxin (Cat. No. CDE-M120a) with a linear range of 0.2-3 ng/mL and cannot bind Mouse IgG2a Fc Protein, Tag Free (MALS verified) (Cat. No. IGA-M5207).

用途二:IgG Fcは、アイソタイプコントロールとして使用し、同じアイソタイプの二重特異性抗体/ IgGFc融合タンパク質が標的抗原に特異的に結合することを確認できます。

ヒトIgG1Fcをアイソタイプコントロールとして使用し、抗BCMA×CD3scFv-ヒトIgG1Fcタグ二重特異性抗体がヒトCD3タンパク質に特異的に結合することを確認できます。

Human CD3 epsilon & CD3 delta Heterodimer Protein, His Tag&Tag Free (MALS verified) (Cat. No. CDD-H52W1) can bind anti-BCMA×CD3 scFv- Human IgG1 Fc Tag with a linear range of 0.08-3 ng/mL and cannot bind Human IgG1 Fc Protein, Tag Free (MALS verified) (Cat. No. FCC-H5214).

ヒトIgG1Fcをアイソタイプコントロールとして使用し、抗BCMA×CD3scFv-ヒトIgG1Fcタグ二重特異性抗体がヒトBCMAタンパク質に特異的に結合することを確認できます。

Human BCMA / TNFRSF17 Protein,His Tag (HPLC-verified) DMF Filed (Cat. No. BCA-H522y) can bind anti-BCMA×CD3 scFv- Human IgG1 Fc Tag with a linear range of 0.08-3 ng/mL and cannot bind Human IgG1 Fc Protein, Tag Free (MALS verified) (Cat. No. FCC-H5214).

関連情報

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リファレンス

Fc gamma receptors: glycobiology and therapeutic prospects

How to select IgG subclasses in developing anti-tumor therapeutic antibodies

Fc fusion as a platform technology: potential for modulating immunogenicity

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