バックグラウンド
Siglec-15は、シアル酸結合Ig様レクチン(Siglecs)ファミリーのメンバーであり、M2マクロファージ、骨髄細胞、樹状細胞、B細胞、破骨細胞で発現します。Siglec-15は、T細胞の活性を継続的に阻害し、通常の癌免疫療法の主な特徴を持っています。関連する研究では、Siglec-15がほとんどのPD-L1陰性腫瘍患者の主要な免疫抑制因子であることが示されています。 また、この標的の抗がん効果は、PD-L1と相互に排他的だとされています。 腫瘍細胞では、PD-L1の発現が高い場合、siglec-15の発現レベルは低くなります。 PD-1 / PD-L1治療に効果が出ない癌患者に、Siglec-15は免疫療法で新しい可能性を与えています。
医薬品の開発をサポートする高い生物活性のSiglec-15タンパク質。ACROBiosystemsによって開発されたSiglec-15タンパク質の生物活性は、セルベースアッセイ/ BLI / SPR / ELISAによって検証されました。さらに、プロトコルを無償で提供します。
特長
Siglec-15タンパク質の生物活性は、セルベースアッセイ/ BLI / SPR / ELISAによって検証されました。プロトコルを提供できます。
Cell based assay
ビオチン化ヒトSiglec-15、Fc、Avitag(製品番号SG5-H82F5)は、抗CD3誘発性のPBMCの増殖を阻害します。 この効果のED50は0.48〜0.57μg/mLです。
BLI
AMCバイオセンサーにロードされたAnti-Siglec-15MAb(マウスIgG)は、BLIアッセイ(ForteBio Octet Red96e)で測定された59.7pMの親和性定数でHumanSiglec-15、Fc Tag(製品番号SG5-H5253)に結合できます。
SPR
SAチップに固定されたNeu5Ac(a2-6)GalNAc-PAA-ビオチンは、SPRアッセイ(Biacore T200)で測定された4.49μMの親和定数でHuman Siglec-15、Fc Tag(製品番号SG5-H5253)に結合できます。
ELISA
5μg/mL(100μL/ウェル)の固定化マウスヒトキメラMAb(5G12、ヒトIgG1)は、ビオチン化ヒトSiglec-15、Fc、Avitag(製品番号SG5-H82F5)に0.4〜3 ng/mLの直線範囲で結合できます。
ほかの生物種/タグの製品も提供できます。
*Siglec-15に関する実験デザインやデータを希望する方は弊社までお問い合わせください。 please contact us.
*各Siglecタンパク質の詳しい情報は分子名をクリックしてご覧ください。